昔、深夜放送で白黒映画の「アンネの日記」を見たことがありましたが、分厚い原著に手を出すことはしてませんでした。どこかで潜伏していたことも、知っていましたが、オランダでだったとは知りませんでした。

若い頃は、赤毛のアン同様、「妄想系少女の突拍子も無い夢物語」なのではないかと思い込み、手に取らずにいました。

なんとかファーストとか、寛容のない世の中になりつつあり、ネオナチや極右がじわじわと勢力を伸ばしてきそうな世相があるためか、アンネの日記に興味を持ちました。

いま、10歳と5歳の娘を育てていて、親になった立場でいざ読むにしても、まずは背景を知りたいと思い、図書館で借りてこちらの本を読むことに。

アンネたちを匿って、いろんな支援を長年されたヒープさんが書いたものです。
ヒープさん自身が小さい頃難民としてオランダにやってきて、アンネたちを陰ながら支えたかたです。
アンネたちが、ゲシュタポに連行された後、アンネの日記を保管していた方でもあります。

ヒープさんの目線で隠れ家の人たちとの交流を描いているので、アンネたちがどのような境遇で過ごしていたかがよくわかる一冊です。

ナチスドイツの侵攻やじわじわと迫るユダヤ人迫害が、リアルに描かれています。
寛容のない世界は本当に怖いですね。。。